先日公開したシューズ特集に続き、シーズン始め恒例のバッグ特集をお届けします。トレンドを程よく取り入れたデザインと使いやすさを兼ね備えた頼れるバッグといえば、東京発のバッグブランドたち。今回はなかでもバッグ担当バイヤーが熱くプッシュする「イザリシー」、「メアリ オル ターナ」、「ミュザー」、「ポティオール」の４ブランドにフォーカス。お仕事バッグからパーティ向けの華やかなバッグまで、TPO別にチョイスしたい充実のラインナップをご紹介します。
ベテランのバッグデザイナー２人が2012年秋冬にスタートした「イザリシー」。 「ありそうでなかったユニセックスなデザインと機能性を併せもった、男女問わず活用できるバッグが充実。ちょっとしたディテールにも個性が光ります。ショルダーストラップやハンドルを付け替えて使用できる2~3way仕様のデザインが多く、持ち方=スタイルを提案するバッグブランド。なかでも財布とクラッチが融合した「WALETCHI」はスマホやパスポートなども収納でき、これひとつでお出かけできるいち押しアイテム」（バッグ担当バイヤー／以下同）。
男性デザイナーが“女性の仕草にフォーカスして生み出すアイディアツール”をコンセプトに展開する「メアリ オル ターナ」。「普段買い付けを即決することはなかなかないのですが、ここは２シーズン前、初めて見た瞬間に買い付けを決めたブランド。独自のコンセプトに基づくバッグは非常に上品で洗練された印象。今季からウェアもスタートしてますます勢いにのっている、個人的にも今もっとも注目しているブランドのひとつです（※エル･ショップはバッグのみの取り扱い）。今季はコンパクトなワンハンドルのハンドバッグがおすすめ」。
2015年秋冬シーズンからバッグブランド「ハシバミ ミューズ」がリニューアルし、新たに生まれ変わったコレクションを展開。「ブランド名はMuse（女神）＋-er（~する人）の造語。“user”という言葉を含んでいる通り、デザインと機能性を兼ね備えたアイテムをラインナップ。合わせる着こなしによって表情の変化を楽しむことができる、使う人のことを考えたバッグたちです。定番の人気モデルもファーや型押し素材などでアップデートされていますが、以前と変わらず手に取りやすい価格帯なのも大きなポイント」。
ラテン語で“hold”を表す「ポティオール」。日本人女性のライフスタイルを考えたうえで、物を入れ、持ち運ぶための道具として使いやすいデザインを提案する。「女性デザイナーならではの視点が活きるポティオール。デザインはもちろん、忙しくアクティブな日本女性のライフスタイルに合わせた“使いやすさ”が最大の魅力。ほぼすべてのバッグが肩掛け可能で、なかには複数のポケットや仕切りなどを備えており、整理のしやすさも抜群。コンパクトなサイズでもきちんと収納力があります。秋冬はムートン素材のバッグに注目を」。
